小学校高学年から中学生くらいになると、朝礼の時に倒れてしまう女子がたまにいます。
そういう子は起立性調節障害という病気が疑われ、よく聞くといろいろな体調不良が出てきます。
立ちくらみやめまい、頭痛に悩まされている、朝起きるのがつらい、学校へ行くのがつらい・・・等々。
起立性調節障害という病気は自律神経失調症の思春期版です。
頻度は5-10%と少なくありません。
自律神経とは、意識せずに人の体を調節してくれるシステムで、例えば心臓は自分で意識しなくても動き続けてくれますよね。
そのリズムを調節してくれているのが自律神経とご理解ください。
その自律神経の調節がうまくいかないと、いろいろな不具合が発生します。自律神経は全身に張りめぐされていますから、症状もなんでもありです。
なのでその診断は、血液検査ではなく、基本的には症状を数えて確定します。
なんだか誰でもありそうな“体調不良”ワードが並んでいます。
実は起立性調節障害にはサブタイプがあって、そこまで診断にこだわる場合は「新起立試験」という検査を病院で受ける必要があります。
興味のある方はこちらをご覧ください。
起立性調節障害の治療には昇圧剤を使います。代表的な薬剤は、メトリジン®です。
ただ、この薬だけで症状が軽快する例は残念ながら多くありません。
治療の手応えがない場合は、他の病気が隠れていないかチェックする必要があります。その中には「心身症」も含まれます。
しかし心療内科は敷居が高く、ちょっと行きづらいですよね。
そこでは私は「こころの不調の要素もあるOD」に対して漢方薬を提案しています。
すべての患者さんに効くとは言いませんが、体に合う漢方薬が見つかると症状が楽になって生活の質が改善し、通院している中高生もいます。
西洋医学は心と体を分けて発展してきましたが、漢方薬は“心身一如”といって心と体は影響し合うものと2000年前から認識し、使われる薬にもこころに効く生薬が必ずと言っていいほど含まれているのが特徴です。
思春期という多感で敏感な年頃の子どもは、からだもこころも不安定になりがちですから、その両方をカバーしてくれる漢方薬は強い味方です。
自分に合う薬が見つかると、ハッピーになれます。
そういう子は起立性調節障害という病気が疑われ、よく聞くといろいろな体調不良が出てきます。
立ちくらみやめまい、頭痛に悩まされている、朝起きるのがつらい、学校へ行くのがつらい・・・等々。
起立性調節障害という病気は自律神経失調症の思春期版です。
頻度は5-10%と少なくありません。
自律神経とは、意識せずに人の体を調節してくれるシステムで、例えば心臓は自分で意識しなくても動き続けてくれますよね。
そのリズムを調節してくれているのが自律神経とご理解ください。
その自律神経の調節がうまくいかないと、いろいろな不具合が発生します。自律神経は全身に張りめぐされていますから、症状もなんでもありです。
なのでその診断は、血液検査ではなく、基本的には症状を数えて確定します。
★ OD身体症状項目
(項目が3つ以上当てはまるか、あるいは2つであってもODが強く疑われる場合に疑う)
(項目が3つ以上当てはまるか、あるいは2つであってもODが強く疑われる場合に疑う)
| 1. | 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい |
| 2. | 立っていると気分が悪くなる。ひどくなると倒れる |
| 3. | 入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる |
| 4. | 少し動くと動機あるいは息切れがする |
| 5. | 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い |
| 6. | 顔色が青白い |
| 7. | 食欲不振 |
| 8. | 臍疝痛をときどき訴える |
| 9. | 倦怠あるいは疲れやすい |
| 10. | 頭痛 |
| 11. | 乗り物に酔いやすい |
なんだか誰でもありそうな“体調不良”ワードが並んでいます。
実は起立性調節障害にはサブタイプがあって、そこまで診断にこだわる場合は「新起立試験」という検査を病院で受ける必要があります。
興味のある方はこちらをご覧ください。
起立性調節障害の治療には昇圧剤を使います。代表的な薬剤は、メトリジン®です。
ただ、この薬だけで症状が軽快する例は残念ながら多くありません。
治療の手応えがない場合は、他の病気が隠れていないかチェックする必要があります。その中には「心身症」も含まれます。
日本小児心身医学会によると「ODと診断されている子どもの70〜80%は心身症である」のが現実のようです。「心身症としてのOD」の診断基準と、なりやすい子どもの性格を紹介します;
★ 「心身症としてのOD」(日本小児心身医学会)
・学校を休むと症状が軽減する。
・身体症状が再発・再燃を繰り返す。
・気にかかっていることを言われたりすると症状が悪化する。
・一日の内でも身体症状の程度が変化する。
・身体的訴えが2つ以上にわたる。
・日によって身体症状が次から次へと変化する。
⇒ 以上の内4項目以上がときどき(週1〜2回)以上見られる場合、心理・社会的関与ありと判定して「心身症としてのOD」と診断する。
★ 「心身症としてのOD」になりやすい子どもの特徴
・一般的に過剰適応で気を遣う人柄。
・幼少時期から親を手こずらすことが少なく従順な性格傾向。
・自己の意思表示が少なく感情を抑圧しやすい。
・学校での集団生活において自我を抑制し、友達の意向に合わせて周囲の期待に応えようとする傾向が強い(NO!と表現するのが苦手)。
・日常の中で慢性的なストレスを感じながらもそれを発散することが困難であり、無意識下にため込んでいる。
・発達障害を伴うケースは学校不適応を起こしやすく心理的ストレスによって症状悪化。
・・・真面目で正直者は、現代社会では生きづらいのですねえ。我慢していても一線を越えると耐えきれなくなって体がSOSを出すのがOD、と捉えることもできそうです。
ただし「心身症としてのOD」は「心療内科医」が担当する病気であり、一般小児科医は診療できません。しかし心療内科は敷居が高く、ちょっと行きづらいですよね。
そこでは私は「こころの不調の要素もあるOD」に対して漢方薬を提案しています。
すべての患者さんに効くとは言いませんが、体に合う漢方薬が見つかると症状が楽になって生活の質が改善し、通院している中高生もいます。
西洋医学は心と体を分けて発展してきましたが、漢方薬は“心身一如”といって心と体は影響し合うものと2000年前から認識し、使われる薬にもこころに効く生薬が必ずと言っていいほど含まれているのが特徴です。
思春期という多感で敏感な年頃の子どもは、からだもこころも不安定になりがちですから、その両方をカバーしてくれる漢方薬は強い味方です。
自分に合う薬が見つかると、ハッピーになれます。
興味のある方はこちらをご覧ください。
▶ 起立性調節障害の漢方(その1)
▶ 起立性調節障害の漢方(その2)
<追加ブログ>
・起立性調節障害の漢方治療 by 幸井俊高Dr.
▶ 起立性調節障害の漢方(その1)
▶ 起立性調節障害の漢方(その2)
<追加ブログ>
・起立性調節障害の漢方治療 by 幸井俊高Dr.
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