“赤ちゃんでべそ”(医学的には「臍ヘルニア」)の膨らみ・大きさが2cm以上を目安に、綿球圧迫療法を提案しています。
処置(固定と交換)は医師が行います。
<圧迫固定の実際>
① 綿球で圧迫;
・でべそ部分(ヘルニア嚢)を押して凹ませます。
・おへその奥に触れる穴(ヘルニア門)に綿球をあてがい、お腹の中に反転するように綿球を押し込みます。
② フィルムで圧迫固定;
・綿球の上から透明なフィルム(サージンフィルム)を貼り付けて圧迫固定します。
上記を行った後、1週間後再診を基本とし、落ちつくまで数ヶ月間、通院していただきます。
フィルムは防水仕様なので入浴はOKです。
受診前日夜入浴前に剥がし、臍部を洗浄し清潔にしてください。
フィルム貼付部位がかぶれて皮膚の発赤が目立つ場合は外用薬(ワセリンなど)を塗布し、赤みが引くまで再固定は延期しますので、電話でご相談ください。
綿球圧迫療法中に、ふだんと違い変にぐずったり、圧迫部位とその周辺が変色したら、電話でご相談ください。