偏食対策は、やみくもに保護者ががんばるよりも、
まず“食べない理由”を探り、
それが判明したら対応を考えることが大切です。 

そのためには知識とスキルが必要です。
偏食問題に取り組んでいる専門家達(※)の 意見を参考に、
どう対応すべきかを考えてみました。
※ )山口健太氏・藤井葉子医師・大山牧子医師

ひと通り資料に目を通して感じたことは、
・偏食だけに注目しても解決しにくい
・その前に考えるべきことがある;
 ✓ 適切な生活リズム
 ✓ 適切な食事環境
 ✓ 適切な親子の役割分担
等々。

偏食を紐解いていくと、
 生活リズムの乱れ
 食事環境の乱れ
 親子関係の乱れ
の結果として増えてきている、
という社会現象と捉えることもできそうです。

逆に言うと、上記チェック項目を見直すことができれば、
偏食は発生しにくい、治りやすい、と考えられます。

資料をたくさん読んでまとめたので、
膨大な量になってしまいました。

まず本編「偏食の理解と対応」に目を通していただき、
あとは興味のある項目を参考にしていただければ幸いです。


▶ 解説編

偏食の理解と対応

● 
食べる機能の発達

望ましい食事習慣


▶ 対応編

● 偏食の理由と対策

 1.食べる機能の問題

困った食行動への対応

● 
偏食個別相談例

● 
給食・学校生活への対応

● 自閉症スペクトラム(ASD)児への対応

▶ 番外編

NG集



<参考書籍>
食べない子が変わる魔法の言葉(山口健太著、辰巳出版、2020年発行) 
子どもの偏食外来(大山牧子著、診断と治療社、2023年発行)
子どもの偏食Q&A(大山牧子著、中外医学社、2024年発行)
子どもの偏食相談スキルアップ(大山牧子著、診断と治療社、2025年発行)
発達障害児の偏食改善マニュアル(山根希代子監修、藤井葉子著/編集、中央法規出版、2019年発行)

<参考サイト>
きゅうけん(月刊給食指導研究資料)
・(動画)食べない子ども・偏食への対処法(大山牧子)
・(動画)小児摂食障害(食物アレルギーを持つ子どもの場合を含む)(大山牧子)
発達障害の方の偏食・摂食のご相談(藤井葉子)