当院では一般な西洋薬でよくならないとき、漢方薬の併用をお勧めし処方しています。
「飲ませ方のコツ」もアドバイスします。「漢方薬を飲む」というハードルを越えると、効果を実感してリピーターになるお子さんが多く、結果として約3割の患者さんに処方しています。
(風邪を引きやすい)
◆ 入園してから風邪の引きっぱなし。うちの子、どこか悪いんじゃ?
→ こどもの体力を底上げしてくれる漢方薬があります。食欲が出て元気になり、風邪の回数も減り、罹ったときの治りがよくなります。
(例)小建中湯、小柴胡湯
(副鼻腔炎・ちくのう症になりやすい)
◆ 風邪をひくと「あおっぱな」がずっとつづき、耳鼻科通院、治ってもまたすぐに鼻が出て・・・エンドレス。
→ 鼻づまりを楽にする漢方薬があります。のどの炎症を鎮め、奥に溜まっている膿性鼻汁を出し切ってよくなるイメージです。
私の処方をご紹介します;
・カゼの初期(くしゃみ、水っぱな) → 小青竜湯
・カゼの中期(濁った鼻水、黄色鼻汁) → 葛根湯加川芎辛夷
・カゼの後期(青っぱなが長引くちくのう症) → 辛夷清肺湯
効きが悪いときは、小柴胡湯を併用します。
(虚弱系です)
◆ 食が細い、線が細い、よくお腹を痛がり、朝登園を渋る・・・心配です。
→ 漢方には虚弱なこどもを元気にしてくれる薬があります。他に「不安」「緊張」「興奮・怒り」を和らげて気持ちが落ち着く薬もあります。
(例)小建中湯、甘麦大棗湯、抑肝散
(夜なき)
◆ 夜泣きがひどくて親も寝不足でヘトヘト・・・もう限界です。
→ 「夜泣き」や「寝ぼけ」に効く漢方薬があります。お母さんも同じ薬を一緒に飲んで気持ちを和らげる方法(母子同服)が古くから伝わっています。
(例)甘麦大棗湯、抑肝散、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加芍薬大黄湯
(花粉症・アレルギー性鼻炎)
◆ 花粉症のくすりを飲むと眠くてたまらず、飲まずに我慢しています。
→ 花粉症に使う漢方薬は眠くなりません。鼻づまりや目のかゆみにも効きます。(例)小青竜湯、葛根湯加川芎辛夷、越婢加朮湯、苓甘姜味辛夏仁湯
(便秘症)
◆ 便秘がちだけど、浣腸に頼るのは心配、下剤を飲むとお腹を痛がって・・・
→ 漢方には「緊張」や「冷え」を改善して便通をよくする薬があります。
(例)小建中湯、大建中湯、小柴胡湯
(湿疹/アトピー性皮膚炎・水いぼ)
皮膚科に通っているけどなかなかよくなりません。痛いので嫌がった大泣きするし・・・先が見えなくて不安。
→ 漢方には皮膚を引き締めて丈夫にする、ドライスキンを潤す、炎症の熱を冷ます効果などが期待できます。
(例)黄耆建中湯、桂枝加黄耆湯、十味敗毒湯、治頭瘡一方、消風散、(ヨクイニン)
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