<各病気の説明>
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<総論>
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<各病気の説明>
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<総論>
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・オミクロン株以降の新型コロナ、小児患者の特徴 (2023年4月)
・long-covid(新型コロナ後遺症)の漢方治療(2023.4.17)
・オミクロン株への子どもの新型コロナワクチンの効果・副反応 (2023年4月)
【新型コロナ】
・(2023.4.17)
<子どもの症状>
(2023年4月)
(2022年11月)
<子どもへのワクチン>
(2023年4月)
(2022年11月)
(2022年1月)
(2021年8月)
(2021年7月)
注意1)この内容は群馬県居住の小児患者向けです。
注意2)「検査が陽性」とは、
1.PCR検査陽性
2.抗原検査キット「医薬品」が陽性
を意味します。抗原検査キット「研究用」は無効です。
<保健所からの連絡対象の変更(2022年9月26日)>
(詳しくは群馬県HPをご覧ください)
・9/25以前は医療機関が保健所に報告し、保健所から患者さんへSMSで連絡がありました。
・9/26以降は「入院した方」「重症化リスクのある方」以外、保健所から連絡はありません!
・行政からの支援(※)を希望する方は、自分で下記へ電話連絡あるいは登録してください。
※ 行政支援の内容
・健康相談
・生活支援(食料品)
・体調悪化時の受診案内
・宿泊療養施設の入居調整など
<陽性者の自宅療養と隔離期間>
・検査で陽性になった場合は隔離・自宅療養が必要です。
・お薬ご希望の方は、当院の電話診療をご利用ください。
・隔離解除は発症した翌日から数えて7日間以上経過し、かつ症状軽快から24時間以上経過が条件です。
・10日間は感染リスクが残りますので、その間は自主的な感染予防行動を続けてください。
(厚生労働省HPより)
<濃厚接触者と隔離期間>
・同居家族は基本的に濃厚接触者となります。
・濃厚接触者の隔離期間は、
① 発症した翌日から数えて5日間(6日目に隔離解除)
② 隔離2日目/3日目の抗原定性検査が両方陰性の場合は3日目に隔離解除
→ただし①②いずれの場合であっても7日間を経過するまでは検温など自身による健康状態の確認などを行うこと。
(石川県HPより)
<陽性になったあなたと(同居家族以外で)濃厚接触した人がいる!>
・あなたと濃厚接触(1m以内で十分な感染予防なしで15分以上の接触)したと思われる方がいれば、あなたがその人に連絡してあげてください。
水ぼうそうやおたふくでは隔離期間が決まっていますが、その他のカゼを引いたとき、いつまで保育園・幼稚園を休ませるべきか迷ってしまいます。基本的には「症状が消えて元気になれば登園可能」、しかし「症状が消えても人にうつす感染力が残るカゼもある」ので注意が必要です。理由は下記の通り;
■ 乳幼児ではウイルス排泄期間が長い ・・・感染力ゼロになるまでに約1ヶ月!?
乳幼児では感染性胃腸炎(ノロ・ロタなど)や夏風邪(ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱)では症状が消えた後も数週間程度、便の中にウイルスが検出されます。
冬に流行するRSウイルスも症状消失後、数週間感染力が残ります。
■ 潜伏期でもうつる
水痘・おたふくかぜなど、ウイルス性発疹症は症状が出る前日・前々日から感染力があります。つまり、いつどこでもらったかわからないこともあり得るわけです。
■ 不顕性感染・保菌者 ・・・ 症状がなくても感染力がある!
感染しても症状が出ない状態を「不顕性感染」と呼びます。本人は平気でも、人にうつす力はあるのです。まことに始末に悪いですね。
以上より、乳幼児が集団生活の場は感染症のるつぼであり、気をつけていても保育園・幼稚園でカゼをもらってしまうことは避けられないと考えてください。 減らすために有効な感染予防対策は手洗いです。ふだんから習慣づけましょう。
※ 2019年末に登場した新型コロナウイルスも「発症前から感染力がある」「不顕性感染がある」ため、感染拡大が止まりません。今まで推奨されてきた手洗いだけでは足りず、症状のあるヒトもないヒトもマスクをする“ユニバーサルマスク”が標準になりました(ただしマスクは2歳以上)。
■ 各感染症の「感染しやすい期間」と「登園の目安」
病名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
溶連菌感染症 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日間 | 抗菌薬内服後24~48時間経過していること |
マイコプラズマ肺炎 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間 | 発熱や激しい咳が治まっていること |
手足口病 | 手足や口腔内に水疱・潰瘍が発症した数日間 | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
リンゴ病 | 発しん出現前の1週間 | 全身状態が良いこと |
ウイルス性胃腸炎 | 症状のある間と、症状消失後1週間(量は減少していくが数週間ウイルスを排泄しているので注意が必要) | 嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれること |
ヘルパンギーナ | 急性期の数日間(便の中に1か月程度ウイルスを排泄しているので注意が必要) | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
RSウイルス気管支炎 | 呼吸器症状のある間 | 呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと |
(厚生労働省作成「保育所における感染症対策ガイドライン2018年改訂版」中の「医師の診断を受け、保護者が記入する登園届が必要な感染症 」より)