現在の日本の教育では、小学4年生の保健体育で、
はじめて生理の仕組みや生理用品の使い方などを学びます。
しかし、情報量が十分とは言えない状況です。

日本では生理の話はタブー視されがち。
理解不足が「生理はめんどくさい」「恥ずかしい」「つらい」など、
ネガティブに捉えがちな一因かもしれません。

小児科医の私ですが、基本を抑えるべく、
「どの程度で医療機関に相談すべきか」という目安を、
NHKのサイトを参考に確認しておくことにします。
 
▢ “正常な月経4か条”と異常への対処

<解説>

その1.月経周期:25〜38日
・月経周期とは月経が始まった日を1日目と考えて次の月経が始まる前日まで。
・1年に1回程度月経が抜けたり、6日以内の範囲で遅れたり早まったりする程度なら、様子観察してよいです。
・3ヶ月以上(※)生理が来ない → 続発性無月経 → 産婦人科に相談
(※)性行為がない場合(ある場合は1か月遅れていたら産婦人科を受診してください)  
★ 高校2年女子の約70%が「生理周期正常(25〜38日以内)と報告されています(2015年、日本助産師学会)。 

その2.経血量:20〜140ml
・目安として、最も多い日でも2〜3時間に1回程度のナプキン交換で済む場合は正常。
・過多月経(経血量が非常に多い、レバーのような塊が頻繁に混じる) → 子宮筋腫子宮腺筋症の可能性 → 産婦人科に相談

その3.出血持続日数:3〜7日
・出血が1〜2日で終わってしまう、または8日以上だらだらと続くような場合は、何らかの問題が考えられます。

その4.月経中の痛みなどの障害はあっても軽度
・ガマンできないほど、日常生活に支障が出るほど痛みが強いとき(月経困難症) → 産婦人科に相談
・月経困難症は以下の二つに分けられます;
① 器質性月経困難症・・・病気が原因で起こる場合で、子宮内膜症が代表的
② 機能性月経困難症・・・原因となる病気がない場合で、思春期女性に多く起こるいわゆる生理痛です。

また、月経前(生理前)につらい症状が起きるときは、
月経前症候群」(PMS, premenstruall syndrome)の可能性があります。

月経異常の種類と呼び方
・頻発月経:月経周期が24日以下
・稀発月経:月経周期が30日以上
・無月経:生理が3か月以上来ない
・過長月経:1回の生理が8日以上続く
・過短月経: 1回の生理が2日以内で終わる
・過少月経:経血の量が非常に少ない
・過多月経:経血の量が非常に多い
・不正出血:生理の時期以外に出血がある 

生理の始まる時期は「10歳半以降〜15歳未満」
10歳半以前に始まったり、
15歳になっても始まらない場合は、
治療が必要な病気が隠れている可能性があります。

産婦人科受診が必要な「生理に関する3のルール」 
3か月以上生理が来ない(性行為がない前提)
3週間以上生理が続く
・生理痛を緩和する目的で鎮痛剤を1日3回以上飲む
  → いずれかにあてはまる場合は、婦人科受診を!
 
<参考>

▢ 「月経」(性を学ぶセクソロジー)
#何が起きているの?
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#月経とのつきあい方
#ピル
#女性ホルモンとは?
#月経カップ

▢ 「みんな悩んでる月経のトラブル
(厚生労働省女性の健康推進室ヘルスケアラボ)
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#生理痛・月経痛
#月経不順・無月経
#月経前症候群(PMS)
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#おりもの・かゆみ
#月経困難症
#生理用品

性ホルモン取扱説明書・保管用(NHKトリセツショーより)

▢ 「無月経」(日本女性心身医学会)